ハチ食品のこだわり
おいしさを引き出す方法と、生産工場について
ひと味違うおいしさは、スパイスが違うから
厳選されたスパイス選び
カレー・スパイスメーカーであるハチ食品では、自社商品の多くにスパイス(香辛料)を使用しています。
スパイスのおいしさを引き出すためには、やはりスパイスを選ぶ段階が大切です。野菜などと同じように、スパイスにも「旬」があります。
旬のスパイスは、新鮮で風味も豊かですが、スパイスは農産物のため、収穫される国の天候などにより品質や収穫量などが常に変動します。
ハチ食品ではこれらの条件を考慮し、最も良質の原料を使用できるように、月単位での購入を心掛けてスパイスの選定を行っています。
スパイスの特性に合った加工法
スパイスを仕入れると、まず選別を行います。
次に、スパイスの特性に合わせて、自社工場において高速粉砕機やロール粉砕機、スタンプ粉砕機などで細かく粉砕していき、それぞれのスパイスを用途に合わせてブレンドします。
この工程によって、スパイスの風味や鮮度を保っています。
伝統ある調合とブレンド技術で、
深みある味づくり
カレー・スパイスメーカーであるハチ食品は、1845年(弘化2年)に現在の大阪市中央区瓦町で、 薬種問屋「大和屋」として創業しました。
それから60年後の1905年(明治38年)、日本で初めて国産のカレー粉を製造し、「蜂カレー」として販売を始めました。実に100年以上の歴史があります。
ハチ食品のカレー粉及びカレー製品には、平均して約20種のスパイスが使われており、最も多いものでは30種以上にのぼります。
また、常に30種類以上のスパイスを常備しており、お客様のニーズや時代の流行に合わせた様々なスパイスの選定、調合を行っています。
このように多くのスパイスを調合することで、味の深みや絶妙なバランスを調整し、スパイス本来の香りや特徴を活かした製品作りにこだわっています。
スパイスは、調合だけでなく焙煎の方法によっても味が大きく変わります。より味わい深く製造するための鍵を握るのが、投入順序や焙煎温度、焙煎時間などです。これらを製品ごとに管理し、風味豊かでコクの深い味わいに仕上げています。
私たちは、創業当時から受け継ぐ昔ながらの秘伝の調合技術と、常に新しい加工方法を探ることで、スパイス本来の香りや特徴が活きたおいしさを生み出しているのです。
自社管理の工場から満足・安心できる安全な商品をお届け
安心の国内工場で行う、商品の製造と包装
ハチ食品では、製品の製造や包装を国内にて行っています。
当社は世界各地からスパイスを仕入れており、スパイスに合わせた選別や粉砕方法を選定し、最適な方法で製造しております。また、全ての製品を国内で製造しております。
加えて品質管理担当者が日々の徹底した製品検査を行うことにより、お客様に安全で安心な製品をお届けできるよう社員一丸となって取り組んでいます。
水のふるさと駒ヶ根の工場で作る、
おいしさへの追求
ハチ食品の駒ヶ根工場は、レトルト食品専用工場です。
長野県の駒ヶ根は、駒ヶ岳の麓(ふもと)のまちという意味で、雄大な中央アルプスと南アルプスを望むことができ、「アルプスが二つ映えるまち」と言われています。
二つのアルプスを挟んで流れる天竜川には、アルプスからの雪解け水が流れており、その清らかな水と澄んだ空気の恵まれた環境下に駒ヶ根工場があります。
水はスパイスと同じく、製品の基礎作りに欠かせないものであり、料理のおいしさは、素材の質や鮮度だけでなく、水の良し悪しによっても大きく変わります。
ハチ食品では、中央アルプスから湧き出るおいしい水を使用して製品作りを行っており、その水が味に深みを与え、さらにワンランク上のおいしさを引き出しています。
商品開発について
食卓にワンランク上のおいしさを求めて
素材や品質にこだわった製品を食卓にお届けする、これもハチ食品のおいしさの一つだと考えています。
薬種問屋として創業して以来、当時の昔ながらの製法を発展させ、その調合技術を現在の加工技術やブレンド技術に活かしてきました。
私たち研究開発員は、当社の数あるスパイスやカレー粉の中から料理を引き立てるものを選び、その配合量を調整し何度も試作を重ねて、より完成度の高い本物の味を追求し続けています。
また、日々新しい技術を取り入れるため、業界内の情報はもちろん、有名料理店や専門店などにも頻繁に足を運び、研究開発に活かしています。
このような新しい感性を常にもつことで、時代の先を読む新しい商品開発を心掛けていきたいと思っています。
伝統と豊かな創造力をもって、ハチ食品は消費者の皆様のニーズにそった味作りを目指しています。